不安定な関節(肩こり)

こんにちは!
以前書きましたが肩の不調でお困りの方が本当に多いです。
肩は他の関節と比べ自由度が高く大きな可動域を持っています。
これは小さい関節窩(凹)に大きな骨頭(凸)をはめているからで、骨だけを見ると骨頭が異様に大きくて不自然に見えるほどです。

関節の安定性は関節窩に対して骨頭が密着しているか(骨頭求心力)で決まりますが、骨頭が大きいため、骨性の安定を得られません。そのため、インナーマッスルである回旋筋腱板(棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋の4つの筋の総称)は全て骨頭に付着し骨頭を関節窩に密着させるように働いています。
このように不安定な関節ですが、2足歩行の人間は頭部・上肢を常に重力から支えていなければいけません。この時に回旋筋腱板(インナーマッスル)が弱い・働かないとアウターマッスルを中心とした筋(僧帽筋・頸部の筋等…)で支えてしまいます。

一般的にアウターマッスルは瞬発力はありますが、持続的に力を出し続けることに向いていません。そのため、緊張が続けば、疲労感で重だるい感覚になり、筋が持続的に緊張し血行が悪くなり(虚血)、結果痛みが出やすくなります。

肩こりの原因全てではないですが、上記のようになっている人が多いです。問題は肩こりをだしているのがアウターマッスルなため、どうしても悪者になってしまうことです。弱くなったインナーマッスルを助けている状態は正常なことなのですが治療対象になってしまうと根本的な解決から遠ざかってしまいます。

実際にアウターマッスルの緊張をとる施術をすると一時的にはこりは改善します。しかし、本質的な改善にはなりません。大事なことはインナーマッスルを働かせるようにして結果的にアウターマッスルの緊張せずにいられる状態をつくることです。

実際にインナーマッスルのトレーニングをすることで一時的に筋力が上がるので(神経性の筋力向上)アウターマッスルの緊張が取れ楽になるかたがほとんどです。

平成25年の国民生活基礎調査の有訴率調査で肩こりは女性で第一位、男性では第2位でした。それだけ多くの人が困っているということもありますが、肩こりが治らず、繰り返し通院しているため一人が多くカウントされていることも大きいと考えています。その場しのぎでは治って再発の繰り返しになってしまいます。症状が軽いうちに根本的に解決していくことが大切だと思います。

 

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