こんにちは。P&T代表で理学療法士の山瀬 甲人(やませ かんと)です。
私は現在、理学療法士として「保険外(自費)」という枠組みで活動しています。通常、理学療法士は病院やリハビリ施設で治療を行うのが一般的ですが、私は「不調が起こる前の予防」や「働く現場でのコンディショニング」に専門職としての知見を活かしたいと考え、この道を選びました。
先日、札幌市内の2つの現場で講習をさせていただきました。それぞれの専門性に合わせたアプローチをご紹介します。(@flower札幌様・いころきっず様)

作業効率を解剖学的な視点から @flower札幌 さんでの肩こり講習
中央区の就労継続支援A型事業所「@flower(アットフラワー)札幌」さんにお邪魔しました。
ここでは、IT業務やWEBデザイン、繊細なプリザーブドフラワー製作など、高い集中力が必要な作業が行われています。こうした作業は、解剖学的に見るとどうしても猫背や巻き肩を誘発しやすく、それが慢性的な肩こりや集中力の低下を招く原因となります。
講習会では、単なるストレッチの紹介に留まらず、「なぜその姿勢が筋肉に負担をかけるのか」というメカニズムを理学療法士の視点で解説しました。
痛くなったら休むのではなく、体の仕組みを知り、未然に防ぐ。専門的な視点を取り入れることで、皆さんがより長く、元気にパフォーマンスを維持できる環境づくりをお手伝いさせていただきました。
根拠のある支援を目指して いころきっず さんでの職員研修
東区の放課後等デイサービス「いころきっず」さんでは、職員の皆様を対象に「感覚・知覚・運動」をテーマにした研修を行いました。
お子さんへの運動支援において、大切なのは「何をさせるか」だけでなく、「その動きがどの感覚入力に基づいているか」を理解することです。今回の研修では、人間が動くための土台となる感覚や知覚、そしてそれを支える体幹の仕組みを深掘りしました。
なぜこの子はこういう動きをするんだろう?という疑問に対し、感覚入力と運動制御の観点から根拠を持つ。
そうすることで、支援の質が上がるだけでなく、職員の皆様自身が「意図を持って関わる楽しさ」を感じるきっかけになればと考え、お話しさせていただきました。支援のプロである皆様の熱心な姿勢に、私自身も深く刺激を受けた時間でした。
最後に
理学療法士という専門職の役割は、病院の中だけではないと感じています。
- 働く方の体を守り、仕事の質を高めること
- 支援の現場に医学的な根拠を共有し、現場のやりがいを支えること
保険外という自由な立場だからこそ、こうした現場のリアルな悩みに対して、より近い距離感で直接アプローチできるのが私の強みです。
これからも専門職としての知見を身近な現場に還元し、皆さんが自分らしく活躍できる基盤づくりに貢献してまいります。
@flower札幌の皆様、いころきっずの皆様、貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。
